余生の光明

 しばらくの間、日記に書くことをいろいろ列挙してごちゃごちゃしていたが、それら全てが吹っ飛ぶインパクトのある展開になってきたのでそちらについて書く。

 タイに住むという選択肢が急浮上した。真剣に検討してる。固まってしまったかと思われた残りの人生に新しい可能性が生じて嬉しい。少し迷い優柔不断になったけど、考えれば考えるほどに挑戦してみようという気になってきた。不安と期待が入り混じっている。いろいろと面倒もあるだろうけど、日本で閉塞感に捕らわれているよりずっといい。日本に居続けることには危険すら感じる。もちろんどこにいても安全、安心なんてことはなく、バンコクで爆弾テロとか起こっているが、日本だって刃物や放火などによる自爆テロが頻繁に発生している。
 この世に安全なんてない。それなら少しでも居心地のよい場所にいるほうがいい。

 タイに住んでも、障害年金をもらうためには通院しなければならないから定期的に帰ってくることになるだろう。それから日本にも住所が必要だ。だからタイと日本に、二軒の住居を維持することになる。ほんとに金が足りるのかと思ってしまうが、実践してる人がいるのだから足りるのだろう。

 ビザはめんどくさそうだ。今までビザが必要な旅行はしたことがないし、タイはビザのルールがころころ変る国だと聞いた。ビザの期限が切れるときにも一旦出国しなければならないのかもしれない。
 今はまだわからないことだらけだけど、心強い先達が現地におられる。指導を仰げばなんとかやっていけるだろうと思っている。

 タイは遠くない。万一失敗したり気が変ったりしても、帰ってくればいいだけだし、金が減って生活保護が近づくだけだ。このまま日本にいてもどうせそのうち金がなくなって生活保護に頼ることになる。一方障害年金によるタイ暮らしに成功すれば、障害年金だけで生活できることになり、生活保護を受ける必要がなくなる。ただし病気入院等が発生した場合はまた話が違ってくるけれども。

 未知の世界は怖いものだが、この件のリスクは小さい。やることはでかいけど、気軽に飛び出して大丈夫だと思う。失うものはない。
 これを書きながらもまだ少し迷っていたが、書いているうちにだいぶ迷いは解けてきた。頭でいくら思い悩んでも、大抵は最初に直感で出した結論と同じになるものだ。

 とりあえず行くぜ、タイ。

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