無職に休日はない

 連日の更新になるけど我々三人に共通することなのでちょっと一言。

 昨日は、勝手に休日と決めて、気ままに過ごした。無職だから毎日休日だろうと言われれば、表面的にはその通りだ。でも内面はまったく異なる。雇用されていないし給料ももらっていないが、自分のための仕事はしているのだ。休日と決めた結果、とくに何もせずに一日が終わった。娯楽は溜まっているにも関わらず、遊ぶ気にもなれなかった。おそらくは疲労が溜まっていたのだろう。普段は活動を欲張りすぎているのかもしれない。それも無職だから毎日だ。ある意味、無職に休日はないのだ。自分で作らない限りは。
 雇用されて働いたり、商売をしたりするばかりが仕事じゃない。自分のための仕事という無報酬の努力に気づいたことは、心身ともに有益だと思う。無職であるがために、自分のための仕事には際限がない。意図的に休日を設けなければ過労に陥る。

 人は努力が足りないと思いがちだが、それも欲望の一つなのだ。努力には目的がある。努力そのものを心底求めている人間などいるだろうか。努力が足りないと感じることは、努力の目的の達成、努力した結果、努力した満足を求めている。努力しないことの不安や空しさや退屈を避けたいという欲求でもある。

 不断の努力とは不断の貪欲とも言える。

 疲れたら休むことは非常に重要なことだ。当たり前だが休まなければ死ぬ。それが無職だと、働いていないから疲れていないと思いがちだ。だが気づかずに疲れている。それは危険でさえある。

 休息の重要性と難しさを痛感した一日だった。今後は心身の疲労に注意して意識的に休むよう気をつけたいと思う。自分のための仕事は特に意図しなくても無意識にやってしまうものだ。注意すべきなのは怠惰ではなく勤勉のほうだ。

 安楽に健康に楽しく生きるほうがいい。そのためには少しぐらい怠けたほうがいいのだと思う。

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